捕鯨とクジラ尺
ごきげんよう。麻葵ゑです。
国際捕鯨委員会(IWC)から正式に脱退し、31年振りの商業捕鯨再開のニュースが流れました。
賛否両論ある中でのスタートです。
Twitterでこのような画像を見ました。
投稿者鯨類に感謝@Thanks Cetacea さんという方でした。
私は鯨は食べたことはありません。
このように頭から尾まで食べられるのですね。
出典はこちら
もう一つ、食用で残った部分の利用の画像もありました。
油、肝油あたりはわかりますが、香水や鉛筆の芯は想定外でした。
着物を購入したり、お直しの時には寸や尺の単位を今でも使う方がいらっしゃいます。
センチメーターの単位だと「分からないから寸と尺で仰ってください」と言われたこともありました。
そんな、和裁用のものさしを「クジラ尺」といいます。
略して「クジラ」と言ったとか、鯨のひげで作られたという説があります。
1921年メートル法公布
1924年7月1日度量衡法改正法施行
尺貫法を廃止して、メートル法に一本化
その後、移行まで20年の猶予が設けられた後1959年1月1日まで延期され、メートル法に完全移行しました。
移行までに30年以上を要するほど、日本人の生活に溶け込んでいたのでしょう。
動物も人も、何かを殺して栄養にしないと命を維持できません。
菜食をするにしろ虫や雑草、農家さんだとイノシシやタヌキなどを時に殺しながら収穫を維持する側面があります。
業を背負って生きていく存在だからこそ、有意義な時を過ごす決意をするのかもしれません。